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by竹内淳

楽曲分析クイズ (5)

モーツァルト/ピアノソナタkv331「トルコ行進曲付き」第1楽章テーマ冒頭。

その1:譜例1の3小節目バスのfisは刺繍音(※1は和音としては、刺繍和音)であるため、あいまいな感じを漂わせる。その両わきを固めるVの間でぶら下がっている。だから機能はVのままということになり、大きな流れの中で感じる必要がある。ただし所詮刺繍音なので、とどまるわけにはいかない。ファを弾いた、その瞬間に次の和音V→I の流れを意識すると、和声感のある演奏に一歩近づく。(意識する、とはその和音に行くために焦ることではない。そちらの方を意識的に向くという事。その姿勢だけで、充分、演奏解釈につながる)

最後のVar.VIの3小節目(譜例2)では、そのあいまいさを捨てて、キッチリとIの一転に収まる。一見、シンプルで何でもないように聞こえるかもしれないが、このタイミングで I の和音がくることは、さりげなく締まった印象を与える。これがテーマと同じ和音(譜例3)だったら、イメージにそぐわないとモーツァルト自身感じたのだと思う。

その2:その1で述べたように、ラ音は刺繍和音の一部である。歌ってみると、2小節目のメロディのレ音は4小節目のド音に落ち着いている事が分かると思う。すなわちレ音は直後には解決していないが、回り回って4小節で無事ドへ落ち着く、ということ。

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竹内淳の…やわらか音楽分析

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